米国式-人材採用の秘訣

社会が成熟し、いよいよ超高齢化社会に突入している日本。

一般には、売り手市場とされていますが、年を追うごとに、若手の数が減っていくばかりでなく、日本においてもう一つ憂慮すべき採用事情の変化が起きています。

もし、あなたが企業の採用担当であれば、若手を採用する際の決め手は何か、ぜひ考えてみてください。

言うまでもなく、企業にとって採用は手段であって、目的ではありません。

知識・経験の無い若者を数年という期間を掛けて教育し、戦力として育ててゆく。

採用は、その大切な入り口と言えます。

・・・ところがいま、多くの企業にとって、採用にまつわる問題が顕著になっています。

■高いコストを掛けて採用したのに、すぐ辞めてしまう。
■上司に叱られたら、次の日から会社に来なくなってしまった。
■できる社員にばかり仕事が集中し、その社員が疲弊してしまう。
■面接の印象は良かったのに、採用後の態度がいつも曖昧でハッキリしない。
■勉強はできるが依存的な傾向が強く、仕事における主体性に乏しい。
■真面目だが、組織への帰属意識が低く、納得しないと動かない。
■そもそも我慢強さが足りない。打たれ弱い。
■昨今の若手には全体的に活気が感じられない。

かつての日本人と言えば、勤勉でよく働き、優秀という印象があったものです。

もちろん、今でも日本人の多くは勤勉で働き者であることに変わりはありません。

一方で、どこか精神性の弱さが顕著になってきたのは気のせいでは無さそうです。

海を渡ったアメリカでは、それまでのキャリアパスに加えて、採用に際して重視されるポイントがあります。日本とアメリカにおける、人材の見極めは何が違うのでしょうか。

溺愛と悲哀

日本は経済が低迷した影響で、一人っ子の家庭が増えました。

親の期待を受けて大切に大切に育てられて子供が、いざ社会に出てみると、協調性や社会性に乏しく、社会人として打たれ弱いということはよく耳にします。

両親の愛情を一身に受けた子供が、反面、分かち合う心や、兄弟げんかを学ばずに育つ。

昨今の学校では、教師が真剣に叱ることもありません。親に勧められるまま、大学へ進学したものの、どこか社会性を欠いたまま社会へと巣立っていく若者たち。

しかし、いざ社会へ解き放たれると、そこに親の保護はありません。

親に溺愛され、ある意味でハングリーさを学ばずに社会へと放り込まれた若者が、社会の中で打たれて、すぐに心が折れてしまう姿には、どこか悲哀すら感じます。

もちろん、こうした打たれ弱さは、一人っ子に限った問題ではありません。

親や教師による体罰の自粛、草食男子、ジェンダーレス、ゆとり世代、さとり世代…。

ひとつひとつの用語は、別々のことを指していますが、根幹がどこかで繋がっています。

一言でいうと、”境界があいまいで活気が無い” のです。

体罰やパワハラのような用語が社会問題としてクローズアップされた結果、親以外には真剣に子どもを叱る存在が無いのかも知れません。

しかし、幼少期からきちんと叱られた経験を持ち、耐える心、我慢する心を学ばなければ、子どもが成長して社会に出た時、耐性の無い人材となってしまいます。

ビジネスの基本や、業務のルールは教育することができても、精神性の弱さをゼロから教育するほどの余力が企業にあるのでしょうか。

パーソナルトレーニングの定着

パーソナルトレーニングという考え方が社会に浸透して10年以上が経過しました。

これは、マンツーマンでトレーニング指導をした方が運動効率が良いから、という単純な理由だけではないように思えます。

時代の流れを振り返ってみると「草食系」のような言葉を追うようにして、その対極に来る「パーソナルトレーニング」が一気にブームとなっていたことが分かります。

時代が生んだ、精神性の弱さ・脆さを埋めるようにして、自分を極限まで追い込む「パーソナルトレーニング」という考え方が社会に受け入れられたのではないでしょうか。

アメリカでは、日本のような形でパーソナルトレーニングが一気に広まったというニュースは聞いたことがありません。その一方で、以前より優秀なビジネスマンは、こぞって身体を鍛えているということが常識となっています。

肉体の強さと、精神性の強さはセットである。そのことを彼らは良く知っているのです。

アスリートを探せ!

企業の採用担当者にとって、精神性の強さを測る一つの指標は、アメリカ人のエリートビジネスマンがそうであるように、身体が鍛えられているかを見ることだと思います。

しかし、長期に渡って、定期的に運動する習慣を持っているかを面談から正しく聞き出すのは難しいかも知れません。

パーソナルトレーニングも、契約期間中はトレーニングを頑張っていたものの、契約が終了した途端に運動を止めて、あっという間にリバウンドしたというエピソードを多数耳にします。

大切なのは、短期的にトレーニングをして身体を鍛えたかどうかではなく、長期的に鍛錬を重ねて、強い精神性や忍耐力を磨いてきたかどうか。

それを知る一番手っ取り早い方法は、アスリートを探すことではないでしょうか。

私たちアス職は、アスリートまたは、元アスリートと企業のマッチングをとても大切にしています。

弊社代表の八重田も、大学時代は陸上選手として活躍して来たアスリートの一人です。

陸上選手時代に養われた強い精神性は、現役を引退しても本人の特性として残り続けます。

それは、仕事の完遂力であったり、責任感や、実行力といった、形となって表れます。

これは、これからの日本が世界で活躍してゆく上で、とても大切な原動力ではないでしょうか?

アス職がアスリートと企業を繋ぐ!

企業にとって、強い精神性や実直さを持つアスリートの採用は、切磋琢磨を続けるビジネスの世界において一つの答えであると、私たちは考えています。

一方で、企業の中には未だアスリートに対する偏見をお持ちかも知れません。

「どうせ頭の中まで筋肉しかない脳筋だろう?」
「勉強をせず、スポーツしかしていないのではないか?」
「何でもハイハイと返事をするだけではないか?」

もし、これが真実なら、アメリカ人のエリートビジネスマンが、筋トレをして自らを鍛え抜くことが常識である説明が付きません。

コインの裏と表が必ずセットであるように、身体の強さと精神性の強さは裏表の関係にあります。

人材のマッチングが適切に行われていれば、彼らは仕事において素晴らしい能力を発揮し、企業において高い貢献を果たす原動力となるのです。

それゆえ、私たちアス職は、以下のようなアスリートのマッチングに注力しています。

★質の高い体育会系人材の紹介
★広告塔となりうる人材の紹介
★努力を厭わない人材の紹介
★根性のある人材の紹介
★目上の方に対して失礼のない応対ができる人材の紹介
★守破離を理解している人材の紹介
★高い完遂力を持つ人材の紹介
★選手経験があり、社会性を身に着けた人材の紹介
★独自のネットワークで体育会系人材の紹介

自らの先入観や偏見に囚われず、今の時代にこそ高い精神性を最初から持つアスリートを採用の選択肢に加えてみて下さい。

アスリートの持つ可能性を感じましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

アス職がきっと貴社のお力になります!


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